2008-12-02

テディとの出会い

小さいころからわたしはたくさんのぬいぐるみたちに囲まれて育ちました。クリスマス、お誕生日、何かのお祝いやお土産、、両親はわたしにぬいぐるみをよく贈ってくれていました。動物園で見ることのできる動物のぬいぐるみだったら、何でも持っていたといっても過言でないくらいでした。中でも、一番のお気に入りで仲良しだった子は、大きな大きなフワフワの犬のぬいぐるみでした。まだ4歳くらいだった私と同じくらいの大きさでした。私は彼に「ツン」と名前を付け、いつも一緒に遊んでいたのを覚えています。一緒に遊びすぎて時々縫い目がちぎれてしまい、中のスタッフィングが飛びでてきてしまえば、母に、「ツンが怪我をしちゃった。ツンの手術をしてちょうだい。」とお願いしては、直してもらっていたものです。ツンは、今でも実家で余暇をゆっくりと過ごしています。わたしのテディベア好きは、こうして小さい頃を育ってきたという背景に大きく影響しているのでしょう。とはいえ、テディベアが好きではない、、、という人は、はたしてこの世の中にいるのでしょうか?!

実際に、自分でぬいぐるみを作り始めたのは、中学生の頃でした。母が買ってきてくれた、「テディベアの作り方」の本で、はじめて、「ぬいぐるみは手作りできるんだ!」と知ったのも本当です。テディベアの作り方の本を穴が開くほど眺めては、自分なりに手縫いで何体も何体も作ったものです。まだ中学生だったわたしには、高級なモヘアやグラスアイといったものを買うことはできませんでしたし、その当時モヘアなどといったテディベアの材料を身近でそろえることは難しかったのもあります。気に入った布地とボタンをジョイントとして作ったり、フェルトを使ってカラフルなベアを作ったりなどして、楽しんでいました。当時よく参考にしていた本は、「私のテディベア」という本で、シリーズ化され何冊か出版されていましたが、どうやら今は廃刊となってしまっているようですね。この本には、海外のアーティストさんたちの素敵なベアたちも紹介されていたり、ベアに夢中になり始めていた頃の私にとっては「虎の巻」みたいな本でした。毎日毎日、かわいいベアたちを眺めては、「いつか、こんな素敵なモヘアのベアを作りたい。」と願ったものです。

実際に、モヘアを使ってテディベア作るようになったのは、もっと大人になって成人してからのことです。

「シュタイフ」という老舗のベアの存在を知ったのも、ちょうどこの頃でした。。。。

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